Tokyo低予算生活

何も考えずに無計画な住宅ローンを組んで猛省中の新米妻・新米母が、都内で節約生活に奮闘する記録です。

やってみるまで知らなかった ミシンの選び方と購入録

ミシン選びってなんだってこんなに難しいの・・・!?
右往左往したミシン選びから得た学びの記録です。


なぜ、ミシン選びがこんなに難しいのか

①各メーカーのオフィシャルサイトが役に立たない

ミシンには後述する代表メーカーが4社5社程ありますが、ネットで販売されている機種と、オフィシャルサイトに載っている機種、全然違うんです・・・。

メーカーにより差はあれど、オフィシャルサイトを見て、購入機種を決められるのは、JUKIくらい。
ジャノメについては、ネットでみつけた機種を調べようと思っても一切載っていない。
シンガーは、SC200、SC300といった大元の機種は載っているけれど、そこからマイナーチェンジで進化したSC217、SC317とかは載っていない。SC300が進化したSC317が売られているなら、SC300じゃなくてSC317の情報が見たいし、"マイナーチェンジ"の中には全然マイナーじゃない変更が含まれている時もある訳で、情報がとれないのはキツイです。

②いつもは役立つ価格ドットコムが役立たない

電化製品を買うときのお役立ちサイトである、価格ドットコム。私もいつもお世話になっています。

しかし、ミシンについては、役に立たない・・・。

私の推測では、ミシンユーザ層は、価格ドットコムユーザ層とずれているからかな?と思います。口コミ評価等が全然集まっておらず、辛口だったりその電化製品にすごい詳しそうな人の分析とかも読めず、「実際のところどうなのか」という実際の利用者の声が集められず苦労しました。

 

学び

今回ミシンを購入するにあたり、ユザワヤで一般的なラインナップの確認 ⇒ ネットで機能ごとの価格帯を確認 ⇒ 家電量販店(ヤマダ電機)とイオン内のパンドラハウス(手芸用品店)を偵察 ⇒ 街のミシン屋さんを訪問、といったステップを踏みました。

そこで分かったこと。

①販売場所(ユザワヤ、家電量販店、ネット、街のミシン屋さん)ごとの特徴とコスト

価格の差

正規販売店(街のミシン屋さん)で9万円のミシンが、量販店(ユザワヤ)では7万円、ネットでは5万円程度で買える、とのこと(これは正規販売店(街のミシン屋さん)で店員さんがそう仰っていました)。

アフターサービスの差

価格の他に、アフターサービスも販売場所で大きく異なりそうです。
正規販売店では、トラブル時の電話相談も無料、出張修理も無料とのこと。

「最近の機械はそうそう故障なんてしないんじゃないの?」と思いましたが、ミシンは糸くずから出る"細かいホコリ"と"振動"という機械の故障原因が付きまとうので、壊れやすい電化製品なんだそうです。

街の年配の方々は、不安になったら気軽に電話で呼んで、故障していようとなかろうと、ミシン屋さんとコミュニケーションをとって安心して使っているみたいです。

使い方でも不安があれば、いつでも聞いてOKとのことでした。

取り扱い機種の差

最先端ミシンを買うなら、正規販売店しかなさそうです。

ネット上では、主に3世代前くらいのミシンが売られていました。

2世代前くらいの機種もネット上で買えることは買えますが、価格はネットには表記されておらず(ネット販売による値崩れを防ぐため)、「お値段はお問い合わせください」という状態。一度販売元へ、お値段を教えてください、とメールや電話でコンタクトをとるステップが必要となります。

ただし、正規販売店取り扱いの最先端の機種は、いうても10万近く、高性能のものなら余裕で数十万になりますので、中々最初は選ば(べ)ないかと思いますが、、、
正規販売店では、逆に安いものは売っていなくて、一番安くても9万少々というお値段設定でした。

②メーカーごとの特徴

JANOME(ジャノメ)

有名な、日本の老舗!
背景がブラックで文字が白で液晶が見やすいです(他メーカの機種は昔ながらの白背景に黒い文字)。そういうところは意外と近代的なんだと驚きました。

SINGER(シンガー)

アメリカの老舗。『安くてオシャレなミシン』と『納得の性能ながら見た目が古めかしいミシン』に分かれるという印象でした。

JUKI(ジューキ)

日本の工業ミシン出身のメーカー。無骨めなデザイン、ボックス送り(他社でいう水平送り)、強い(厚手の生地に強い)ソーイング力が売り。
帆布でトートバッグなどを製作するなら、JUKIがいいみたいです。

BROTHER(ブラザー)

一般に名の知られた電機メーカー。デザインとかが、いわゆる一般の"電化製品"っぽい。
「初心者に一番オススメ」というコメントもたびたび見かけたが、なんとなく納得感があります。一般家電ぽいからユーザビリティも高いんじゃないかな?と想像されます。

③ミシン選びの観点

サイズ・重量

一般に7kgをこえるとフルサイズらしい。動かしやすさとかでみれば小さい方が良さそうに思うが、ミシンは結構振動があるので、軽いとミシンが暴れてしまうらしく、ある程度重さがあるものを選ぶべし、とどこのサイトでも言っていました。

糸調子

上糸と下糸の引っ張り合う強さの調節のことだそうです。これが合っていないと、縫い目から下糸が見えてしまったり、美しくない仕上がりになります。
布や重なる枚数が変わるごとに自分で糸調子を合わせるのは、技術も必要だし面倒です。「機械式」「コンピュータ式」など、自動糸調子の中にもグレードがあるメーカーもあります。

送り

布を送る機能のこと。布を置くところ(台の部分)に下から出ている歯によって、布は送られます。
送りの性能を決めるのは、歯の枚数と歯の動き方(楕円を描くか、四角を描くか)。歯の枚数は大抵が7枚歯なので忘れてOKです。歯の動きは当然楕円より、四角の方が、布に均等に歯かあたりまっすぐ布を送ることができます。

押さえ圧調節機能

ミシンには、布を上から押さえる「押え」が付いています。その強さを調整できるかどうかです。できるもの、できないもの、無段階にできるもの、3段階など限定的にできるもの、などに分かれます。

自動糸切り

縫い終わったとき、ミシンの左上の部分についているカッターで糸を切り、布から飛び出た余った糸を糸切ばさみでチョンチョンと切り落とすのが普通ですが、自動糸切機能付きミシンでは、糸切ボタンを押すと縫い終わりギリギリのところで糸を切ってくれるので、糸切ハサミを取り出す手間が省けます。

液晶

いわずもがなの液晶部分。シンガーとかは古めかしい。JANOMEは背景ブラック・文字が白という見やすい液晶にしてくれていたりする。タッチパネルも出てきているようです。

コード

パソコンのACアダプタのように外付けのものと、コードリール式でミシン内部にシュルシュルっと収納できるものがあります。

ケース

ソフトケース(カバー)とハードケースがあります。当然ハードの方が、押し入れにしまったりするとき、安心です。

ステッチ数

直線縫いのほか、ナミナミの模様で縫えたり、☆☆☆と星がつながるような模様で縫えたり、ひよこやクルマが縫えたり・・・。
刺繍じゃないとはいっても、子供のスタイにひよこステッチを使ったら喜んでくれそうだなぁ~とか楽しい想像が膨らむステッチが色々あります!ただし高いミシンにしかないです。

お値段

本当にピンキリです。
ネット上でも2万くらい~9万くらいまで。正規販売店のミシンは、普通に30万とかこえてました。。。

 

私の重要ポイントと調査表

上述の様に、ミシンを選ぶときの観点はいくつもありますが、その中で私が重要視したことは・・・
①基本的な縫う性能、つまり、自動糸調子・水平(ボックス)送り・押さえ圧調整機能が欲しい。
②超!面倒くさがりな私としてはコードリール式がいい。ハードケースも欲しい。
③できれば・・・見やすい液晶、豊富で可愛いステッチが欲しい。

逆に、不要だと思った機能は・・・
①自動糸切りは、使うとダマができる、ミシンの故障の原因になる(ミシン内部に糸クズが残るため)、と読んだので、不要と思いました。

そして値段の希望は・・・
第一希望:~3万
第二希望:3万~5万
第三希望:5万以上
そりゃ安いほどいいよね!って感じですが。

 

そういった自分が重要だと思った点を表に纏めて、比較検討しました。

↓JUKIの調査表
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↓ジャノメの調査表
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↓SINGERミ調査表
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最終候補

そんな道のりを経て、浮かび上がった最終候補はこれらの機種でした。

①JANOME NP860 

/2020/2/17時点で¥40,537\

JANOME調査表を見ていただければ分かるように、1番大事にしたかった縫う性能(糸調子、送り、押さえ圧調整)が揃っている✨
コードリール式で面倒くさくない✨
縫い目の種類が豊富、遊び心も揃えている👍
ただし、若干の予算オーバーです。

②JUKI エクシードドレスメイク

こいつにはかなり物欲を刺激されました・・・。

/2020/2/17時点で¥63,330\

80種類というすごいステッチ数。
そもそもJUKIというブランドが好き!
夢が膨らむミシンでした。
調査表に載せているとおり、HZL-G200<エクシード<エクシードドレスメイク<エクシードキルトスペシャル とグレードアップしていきます。
キルトスペシャルに至っては、文字や小さな刺繍のような機能があり、なんか本当素敵です、、、
ただ予算の上限と、そもそも自分のキャパには見合わない性能は見送ることにして、本気で検討した一番高いミシンがドレメでした。

③SINGER SC217

シンガーの人気機種。

/2020/2/17時点でSC217は¥48,380、SC227は¥51,741\

SINGERミシンで代表的なのは、『モナミヌウ』と呼ばれるSC200(バージョンアップ版のSC217、SC227があり)と、『モナミヌウアルファ』と呼ばれるSC300(バージョンアップ版のSC317、SC327があり)かと思います。

200は、安心感抜群の定番ミシン。
300は、文字入れができちゃう、高性能ミシン。

217、317に進化する時、「下糸ラクラクスルー」という下糸のセッティングがほぼ不要になるような機能が追加されているそうです。
更に217、317から227、327に進化する時、押さえ圧調整機能が追加されています。

SC300になると予算オーバーですが、SC217は販売実績も申し分なしに見えたので、最終候補に残りました。

 

購入マシン!!!

最後に、最終的に私が購入したミシンを発表します!ドラムロールプリーズ!

ドルルルルルルルルルルルルルルルル ・・・・・・・・









 ジャーン!!!

/まさかの、最終候補に入ってないやつー!\ 

何日も何日も考えに考え、購入時点ではミシン使いたい欲はあったものの、実際復職後どれくらい趣味に時間をとれるか未知数だったので、「ミシンにはまったら、ドレスメイクを買い直そう!」と割り切り、必要最小限を選択しました。

3万以内で買えました♪

そして、購入してから保育園バッグとスタイの作成で終わっているので(悲)、「最小限」の選択は私にとっては当たりだったようです。。。

とにかく時間がな~い。
寝かしつけた後、少し趣味の時間がとれるなら、まずケーキを焼くとか漫画を読むとか海外ドラマを観るとか、ミシン以外のことをやってしまうので、ミシンの出番が増やせません、、、

コードリールじゃないし、ステッチ数も少ないけど、気にならない良いミシンでした!

 

個人的には納得のミシン選びができました^^