こんばんは。バターナイフです。
今日は2017年2月のメキシコ一人旅の記録を書きたいと思います。慎ましい節約生活どころか、独身貴族時代の記録です(笑)
2017年のメキシコ一人旅は、海外の山に登ってみたい!折角なのでできれば富士山より高い山に登ってみたい!という思いからインターネット検索して見つけた『トルーカ山(ネバド・デ・トルーカ)登山』がメインでした。お金はかかったけれど、ユニークな自然を満喫することができ、とても満足な1日を過ごすことができました! 同じように山ノボラーで海外トレッキングに興味のある方の参考になればと思い、綴ります。
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メキシコ旅行Day 1(成田空港~メキシコシティ国際空港~プエブラへ)
メキシコ旅行Day 2(チョルーラ&プエブラ観光~メキシコシティへ)
メキシコ旅行Day 3(テオティワカンへ)
メキシコ旅行Day 4(ネバド デ トルーカ登山) ←ココ!
メキシコ旅行Day 5(メキシコシティ&ソチミルコ観光~グアナファトへ)
メキシコ旅行Day 6(サンミゲル デ アジェンデ&レオン観光・友人と再会)
メキシコ旅行Day 7(グアナファト観光~帰路へ)
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Ecoturaツアー概要
ネバド・デ・トルーカ登山にあたり、私はメキシコシティの宿泊ホテルから往復の1dayツアーを利用しました。
メキシコシティからバスで行けるとか、色々情報はありましたが、挨拶レベルの私のスペイン語では下調べをするのも辛く、インスタグラムとか検索しても今どれくらいの雪があるのかみたいなコンディションもあんまり分からず、ここで冒険して登れなくなるくらいならお金で安心を買おう・・・!と思い、山岳ガイドさんをお願いすることにしました。
お願いしたのは、こちらのEcoturaというツアー会社です。
TripAdviserの口コミが良かったのと、HPが英語に切り替えられるのと、メールで問い合わせたらレスポンスが良かったので、値段などを他社と比較検討することなく1つ目で決めちゃいました。
■Ecoturaのサイト
Weekend trips hiking trekking Mexico
■EcotraのFacebook
Ecotura - ホーム | Facebook
ホームページよりも直近のツアーの写真が豊富にアップされているので、気候や様子を知るのにはFacebookが良いと思います。
■費用:300USD(150USDはPaypalで前払い、残り150USDは現金で当日払い)
※クレーターの湖までのグループツアーなら75USDとのことでした。私は山頂まで登りたかったので、個人ツアーに申し込んだため300USDでした。山頂までのグループツアーならもう少し安かったのかもしれません。登山の候補日にグループツアーがあるかどうかは運次第なので、まずはメールで候補日を伝えて問い合わせるのが良いと思います。
■持ち物(Requirements):
- Warm jacket
あったかい上着
-Trekking boots
登山靴
-Backpack big enough to carry on lunch and warm clothing.
上着やランチを運ぶのに十分なサイズのリュック
-Gloves (Windstopper or similar) and warm Hat.
手袋(ウィンドストッパー(登山用の素材)やそれに近い機能のもの)とあったかい帽子
-Rainproof parka (breathable fabric).
レインウェア(透湿性のあるもの)
-Sun hat and Sunglasses.
帽子とサングラス
-You will need something to take breakfast.
何かしら朝食を食べること
-Crampons
アイゼン
-This is an activity for healthy people. It is not a tour suitable for pregnant women, people with hypertension or heart disease.
健康な人向けツアーです。妊娠中の方、高血圧、心臓病をお持ちの方はご遠慮ください。
それでは、1dayツアーの記録です!
ネバド デ トルーカ登山録
AM5:00 メキシコシティの宿泊先のホテルでピックアップ。レセプションのおじさんとお喋りしつつ待つ。
まだまだ暗い時間にクルマで出発です。
道中コンビニのような小さいお店に立ち寄り、コーヒーと朝ごはんを食べます。
7時頃、Nevado de Toluca国立公園に入ります。国立公園の入り口(料金所)に最後のトイレがあります。
国立公園内を走ってどんどん標高を上げていきます。クルマで走っている間に森林限界を超え、高山帯の雰囲気の中のドライブになりました。空が明るくなってきて、目的のトルーカ山が綺麗に見えました。青とピンクの空のドライブも素敵でした!
こちらの小屋の駐車場にクルマを停め、ここから登山開始です! @7:45
ネバド デ トルーカは『雪の場所』を意味するくらい、通常の冬は雪が積もっているそうです。が、この冬は凄く雪が少ない模様。ガイドさんがクランポン(アイゼン)はクルマに置いて行っていいよ!と判断してくれたので、荷物を一つ減らせました。
はえている植物もどことなくサボテンっぽい・・?@8:01
ゆるゆる登ります。このあたりの息切れっぷりで酸素の薄さを感じます。なんていってもこの時点で富士山より高い4000m程!
火口の端っこにつきました! ここでドライバーさんはお別れして、この先は登山ガイドのAndresさんとマンツーで進みます。
トルーカ山で面白いのは、いったんクレーターに降りていって、湖の脇をとおって、ピークのある反対側の壁に登るというユニークなコース。まずは湖に向かって坂道を降りていきます♪ ここまでは整備されていて、とても歩きやすかったです。湖までのハイキングツアーもありますが、これで終わるのであればコンバースのスニーカーで十分な位でした(雪がある年にあたった場合はダメでしょうけれども)。
クレーターには湖が2つあります。その名もソル湖(太陽の湖)とルナ湖(月の湖)。ネーミングがなんだか素敵です。湖は水も澄んでいてすごく綺麗です。癒される。湖をバックに写真を撮ってもらったりして遊びつつ、クレーターを横切ります。 @8:25
ソル湖を通過したら、いよいよピークに向けて反対側の壁を登り始めます。少しして振り返るとソル湖の全体像が見えました。@8:34
陽射しは強くて、登ると暑くなるので、服で体温調節しながら登ります。この様に単調な砂利道の登りなので、ここが一番ツライ(汗)
砂利道を登りきると、クレーターのソル湖とルナ湖が見渡せました。大分ルナ湖の方が大きい! ソル湖とルナ湖の間の小山を『クレーターのデベソ(バリーボタン)』と呼んでいました。
砂利道登り切ったところで水分休憩です。@9:23
空気はカラカラですが、ガイドのAndresさんがところどころで水分休憩を挟んでくれるのでさすがだなぁと思いました。頭痛はないか?と体調も確認してくれます。
この辺でも高山病になる人はなるとのことでした。高山病になって、申し訳ないから「(自分を置いて)ガイドさんだけでも登ってきてくれ」と言ってくるお客さんもいるけど、ガイドがお客さん置いて登りに行くわけがないよね(笑)と言ってました。そりゃそうだ(笑)
砂利道を終えて、この先は岩山! テンションの上がるコースです! @9:33
完全にAndresも楽しんでいます(笑) ウキウキと進んでいきます。
よじよじ箇所もありますが、Andresの後ろについていくだけなので安心です。けどこの辺、コースがあるようでないので、どう登っても良いわけですが、一人だとちょっと怖いです。
大きな岩陰で、ランチタイムです! @10:16
この日のランチ。ツアー代に含まれてます。早朝発なので、自分でランチを準備するのは難しいので、ツアーで準備してもらえちゃうと楽ですね♪
ランチ休憩後、再出発です~。右端に見えているのがピークだと思います、多分。写真で時間を振り返ると、ずいぶんランチ休憩が少ないですが・・・。グミはカラフルな味がするし、バナナはあんまり好きじゃないしで、パン(クリームチーズ入り)しか食べてないからですね。 @10:26
ガレガレです。しかし天気に恵まれて気持ち良い!!
ソル湖とルナ湖も遠くになって行きます。
楽しそうに先を行くAndres。このあたりで、雪がついていればガイドと紐で繋がると言っていました。この日は雪もなく風もなく安全コンディションでしたので、フリーに楽しく進みます。
最後にピークの岩山に取り掛かります!
気付いたけれど、自分でカメラを持っていると、風景とAndresの写真しか残らない(笑)ので、写真を適当にとって欲しいなと伝えて、カメラを預けました。快くSure!で応じてくれました♪
そして、ここではヘルメットをかぶるように指示されます。ヘルメットは貸してくれますので持って行かなくて大丈夫です。 @10:54
行きま~す。
よじよじ。
岩に囲まれて満面の笑み。ニヤニヤが止まりません(←岩山大好物)。
最後の最後! 気~持ちいい~~~!
はいっ!ここが山頂~~~~! @11:14
(分かりにくっっっ)
ピークは、『一番高い石の上』って感じなので、相当分かりづらい感じです(笑)
ピークから見下ろしたソル湖とルナ湖とデベソ。
15分~20分くらい写真撮影を楽しみ休憩して、くだりに入ります。
来た道を引き返すのではなく、ルナ湖側に降ります。
カラッカラに乾いて滑る砂と、登頂後の気合の抜けた心により、2回くらい尻餅をつきました。ここの降りは誰もが転ぶのさってAndresは言っていました。
ルナ湖に降りてきました。 @12:28
湖畔の大きな岩で休憩~。
大学生くらいのグループが、大きなラジカセのようなものを持って、音楽を鳴り響かせながら遊んでいました。楽しそうなピクニックだな~。
休憩の仕方がなんかイケメン。
ルナ湖の周りの、クレーターの壁。反り立ってる感、伝わるでしょうか。
ルナ湖の周りをぐるっと歩いて、クルマのあったところへ戻ります。
なだらかながら登らないといけなくて、さすがに疲れた身体がもう登りはいいよ・・・! と言っていました(笑)
バイバイルナ湖。
クルマに乗り込んだのは@14:16!
そのまま、ツアーに含まれている夕食のお店に行きました。クルマで寝ている間に着いていました。@15:20
天候に恵まれて良いペースで進めたので、夕食にしてはずいぶん早いお時間ですが、朝食昼食は控えめだったので、良い感じに食べました!! ご飯はとっても美味しかった!! メキシコって本当にご飯おいしい。大好きな国です。
赤いけれど、辛くなかったです。辛すぎるのはちょっとって伝えていたので、辛すぎないやつを頼んでくれたのかも・・?スープと、焼肉をトルティーヤで包んで食べる感じです♪yum yum♪
またクルマで寝ている間にメキシコシティのホテルに戻ってきました。
ちなみに、乾燥していて砂がすごいので、登山靴はこんな真っ白に。
ガイドは必要か?300ドルを支払う価値は?
そんな感じで、トルーカ山の1日は幕を閉じました。
この日は2月7日で、2月8日が誕生日の私としては自分への誕生日プレゼントでした。豪華!
さて結論。ガイドを付けて良かったか?ですが、私としては良かった!!!です。
運よく天候も穏やかで、危険個所はほぼ無い状態で登山できましたが、されど岩山、高山です。うっかり浮石でも踏んで足くじいたりしたら、、、と想像すると怖いです。夜になったら絶対寒いし。。。携帯がどれくらい通じるのかとかも分からないし、現地の友達とかと行けるならまだしも、完全個人はオススメしません。
300ドルは高いけど、だから本当はグループツアーに出来たらもっとリーズナブルに組めるのかもだけど、たった1回なのでガイド付き登山も良いんでない??^^/
Ecoturaは、終始メールの対応も早かったですし、日付調整も柔軟でしたし、文句なしでオススメです。あ、ガイドさんには100ペソくらい、Propina(チップ)を渡すのが良いみたいです~(チップの文化苦手!)。
それでは^^/